体調が思わしくなく眠れないのでYoutubeで時間つぶしをしていたら、Amigaの国産レトロゲーム移植を紹介した動画を見かけたのでちょっとした昔話を一掴み。見た動画は以下のもので、1年位前に投稿されたもの。
VIDEO
VIDEO
上記Amigaが流行った当時は(中退しちゃったけど)大学生で福岡にいて、LOGIN等のPCエンタメ雑誌でAmigaの存在は知っていたが実機を見ることも叶わず、ぼちぼちAmigaの解説本なども出版され始めた頃だったので通販で購入して脳内麻薬を垂れ流しながらどうにかして入手したいと考えていた頃。
で、そうこうしていると、天神に新しい複合テナントビルが建ち、何とそこにAmiga500を扱うショップがテナントで入った。
もう、狂喜乱舞。
実機も見られる&触って試すことができて著名なソフトも売っているのを確認してから、当時日本向けに本体&ソフトでパッケージングされていたAmiga500スターターキットを借金購入したのだった。(実際は後輩が先に買ったのでそいつの家でまずはいじり倒したような気もする)
目的としては音楽・CG製作がメインだったんだけど安田均さんがLOGINで紹介していた数々のゲーム+αなソフトを触ってめくるめくAmigaエンタメワールドも堪能したかった。さすがにディスプレイは買えなかったので、代わりに同じ階の違う店で売っていたマルチ解像度に対応しているテラドライブ用ディスプレイを購入し、ケーブルはAmiga本の情報を元に嘉穂無線でパーツを手に入れ自作。23ピンなんてコネクタはないから25ピンを削って無理くりコネクタを作ったり、今となっては無茶苦茶だったけど良い思い出。
本体とセットでキットに付属していたDeluxePaintIIIを始めとして、国内には無いセンスのアプリケーションは大変楽しく使わせてもらった記憶が蘇る。クオリティの高いPCM音源を内蔵しているのもあって音楽作成もかなり楽しめた。とその辺はその内また別の機会に記憶をたどるとしよう。
国産ゲームのAmiga移植版に関して書くと、もちろんゲーム会社に就職する程度には国内のゲームも大好物だったので移植版を見かけるたびに予算の許す限りでパッケージを購入した。上記の動画に掲載されているものだと半分位は買って持っていたかな。(最終的に手放すまでAmigaソフトは数百本所持していた) 移植されたメーカーは多岐に渡るはずだけど、目立っていたのはSEGA・CAPCOM・TAITO・NAMCOの一部。要はメガドライブに移植されたタイトルを、更にAmiga版として移植し拡販する戦略の一環だったのではないかと考えている。実際、動画で確認できるゴールデンアックス等はもろメガドラ版がベース。で、ハードウェアと画像周りのスペックが割と近い分ゲーム自体の移植は(ものによっては酷いけど)そこそこ移植されているというわけ。サウンド関連はまあ……酷いのが大半だね。この辺りはAmigaがPCMしか無いので調整が難しいのもあったと思うけど、これはないわーというレベルの移植が多いのでそこに予算も割いていないんだろうなという気もする。
その証拠に、一転Amiga発祥とかAmigaオリジナルなゲームは真逆でサウンドは堪らん程に格好良いのにゲームバランスはくそったれといってもよいバランスのものが多い。Shadow of The Beastや他のPsygnosysブランドのデモだけ豪華なやつとか。
裏話として、福岡から上京して東京で働いていた頃も秋葉原のタイゲン貿易という怪しいお店で主にメガデモのコピーとソフトの購入などをしてたんだけど、そこで働いていた若い怪しい(2回目)兄ちゃんがコピってくれたクラック版の忍者ウォリアーズ(どうも発売前に何らかの理由で揉めて完成しなかったバージョンだったっぽい)も遊んでみたりしてゲームは結構良くできてるけど音楽はまあなんだかなーという記憶が蘇るなど。
そんなところ。
P.S.投稿後に検索していたらタイゲン貿易の記事がまだ残ってた。荻野さん懐かしいなあ、この頭の感じで覚えてる。http://www.mmbc.jp/mmbc/over/yone/1027/systcom.html
Recent Comments