GOEMON
【感想】
とりあえず紀里谷氏が原哲夫の大ファンだということだけは良く分かったでござるの巻。
「花の慶次」を北斗の拳テイスト混じりの実写で作りたかったんだけど下手に原作付でやっちゃうと「CASSHERN」の二の舞になるから別作品の衣を纏わせて煙にまこうとしたわけだがアクションシーンの殺陣とかデザインの傾向で丸分かりじゃのう、という感じ。序盤の対決シーンとか劇中の自由という概念に関するキャラ同士のやりとりとか茶々さまって結局どうなるのかなーと思ったら最後ああいう展開とかまんま原哲夫漫画。
忍之閻魔帳の人のエントリで書かれている映画鑑賞後の問題点もそう考えると合点がいったりするのであった。
あ、俺にとっては面白かったですよ。
何しろ前監督作と違って劇中寝なかったし。豪華キャスト使い捨てってのも変に役者重視だと作品が役者に引っ張られてみっともなくなる傾向が邦画には特に強いので、これはこれでありなんじゃないかと。脚本が未熟なのも漫画原作ではありがちで(違)。
何回も観る気にはならないけど劇場で1回観る分には十分元が取れるんじゃないかなあ。というかあのビジュアルは劇場で観ないともったいないよ。
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