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Tuesday, March 06, 2007

コーヒー小説

愛蔵太さんところ経由はてなQAの楽しそうなクエスチョン&アンサーがあったから参加してみようと思ったらもう締め切られてやんの。ということでTBにて文章作ってみるテストということで以下のような感じに。

1.かり、かり、かり、かり、かり。
2.「おまたせいたしました。」

3.座ったテーブル手前の小さな傷が気になったのでムキになって引っかいていたら頼んだコーヒーが運ばれてきた。
4.ウエイトレスが怪訝そうな面持ちで私を見ていたが気にもせず、ありがとうと礼を言って運ばれてきたコーヒーを口に運ぶ。

5.甘い香りに苦味のある茶葉の後味。

6.どう考えてもコーヒーではないなと思いながらこれを持ってきたウエイトレスに声をかけた。
7.先ほど以上に怪訝そうな様相で私の前に立った彼女は、私が頼んだものを間違っている旨伝えると急に表情を変え深々と頭を下げながら慌てて飲みかけの紅茶を持ってカウンターの裏へと消えていった。
8.変に見える客に対してある意味正直な態度だが、お客様に対してはあまり良い印象を与えまい。

9.ということで今夜のターゲットは彼女にしようと決めた。

10.少々教育してやらねばなるまいなどと今夜起こるであろう悲鳴と懇願の表情を想像し心の中で舌なめずりをしながら、私は湧き上がる殺人への衝動を何とか押さえ込んでいた。

11.そして、今夜までのお楽しみだまだだまだだぞと自分に言い聞かせつつにこやかに運ばれてきたコーヒーを受け取る。

12.舐めるようにそいつの肢体を観察しながら。


解説:

1.意味ありそうな擬音で惹きつける。
2.1行目と一見関連性の無い台詞でシーンの情景を考えさせる。(想像の余地)
3.ここで1行目の擬音の意味と2行目の台詞の説明を端的に行う。
4.台詞へのレスポンスをはかることで展開を促す。
5.転換点のための状況説明。(コーヒーのはずなのに!)
6.結末への導線1
7.同2(要因の状況説明)
8.同3(主体の感情)
9.結論(ここでは詳細を伏せ続読を煽る)
10.結論の補足
11.12.恐怖感情と気持ち悪さを掘り起こすための駄目押し。

短い時間だと難しいねこういうシチュエーションに起伏を持たせるのって。ライトノベル的な展開はあまり好きではないのであくまでもホラー&サイコチックに攻めてみましたデスよ。
異常行動と他人称がどんどん粗雑になっていく感じで主体のサイコパスぶりを表現してみたりなんてちょこっと小賢しいテクも使ってみたような気もするんですがイマイチ上手くいってないような。まあこんなもんでしょうか。

そうそう、ネタに反応しただけなのですでに掲載されてるのとカブってたらすいません。

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