Monday, May 12, 2008
芦原妃名子原作漫画の劇場版。
ちょこちょこTVドラマ版を観ていたので観に行ったけどTVシリーズとは別物と思った方が良い。どちらかというと原作の雰囲気に近いかな。
観終わってから感じるのは、あのシナリオを2時間で凝縮するのは結構無茶なんじゃないかと言う感想(本編121分)。少女期の感情の機微がずっぽり抜け落ちてるのはかなり残念。その分大人になってからの描写に力が注がれているんだけどこれも時間が足りなさ過ぎる。総集編ではなくキャストも一新して作ってるわけだからあと30分ぐらいは時間を延ばしても良かった。
劇中のカットにも明らかにぶちっと切れている編集があるので撮影はしてるんだろうけど、この辺はDVD&BD化されれば改善されるのかな。
ここ最近観た作品の中では特に「秒速5センチメートル」との相似性・対称性を論じてみたいところなんだけど「秒速~」の方をあまりじっくりと鑑賞していないのでBD買ったらそのうちにでも書こうかと思う。
ということで「秒速~」大好きな加野瀬さんとこにトラックバックしておこう。
追記:
少女期のキャスト(特に夏帆)がエロいです。大して大人達の爽やかなこと。
話が進むにつれてエロスの減少していく恋愛ドラマってのも何だか新鮮だったかもしれず。
公式サイト
TVドラマ公式
漫画原作(wikipedia)
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Monday, February 11, 2008
ティム・バートン作品の中では直截な残虐表現が一番多いなあ。友人の女性と観に行ったんだけどかなり凹んでいたようである。スマヌ、甘く見ていたかもしれず。この場を借りて謝っておこう。
最初の5分でエンディングまでの展開が読み切ってしまえる内容なんだけど、ティム・バートンで観るべきは映像表現と雰囲気、要はディズニーのアトラクション感覚で感じる映像(だからティム・バートン作品はディズニーアトラクションとして非常に親和性が高い)なので気にしない気にしない。
元ネタもすぐに分かる(これは元になったミュージカルがそうなんだろうが)ので怖い映像の割には安心して観る事ができた(って別にホラー大好きだから俺にとっては何てこと無かったりするのだがリップサービスっぽく一応怖がってみるテスト)。
個人的には最近作のティムさんは映像に頼りすぎな感があるのでちょっと飽きてきたんだけど、こうやって元々持っている露悪趣味的感覚を開陳していくことで映像作家としての延命を図っているのかなあという印象。今回はせっかく持ってたバランス感覚が崩れて直接的グロに寄り過ぎているような印象は正直残念な気がするけどちょっと怖がりな彼女と行ってあわよくば手でもぎゅっと握りたいと思ってる人には良いんじゃないかと。
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Friday, January 04, 2008
この記事を読んで思ったこと。
いよいよ調査会社もネット視聴率とTV視聴率を併記してレポートすることが必要な時期が来たなということだと思う。
この数字で明らかなのは紅白の視聴率が低いのではなくて世帯におけるTV自体の視聴率が目に見えて低下してきていると言う事実であって、読売が報道すべきは紅白が低視聴率であることを揶揄する事ではなくネットも含めた視聴娯楽のあり方を記事で考えさせることだろう。記者(編集長も含めて)のリテラシーを問われるのはこういう深く掘り下げるべき記事をさりげなく掲載したような記事にこそあると思うんだが。
この問題ってのは新聞にも現状実感としてあるネットに自分たちが食われているという事実を如実に表しているんだから、NHK叩きをしたいだけの見せ記事にするような事項じゃないだろう。危機感があるんならもっと共闘しても良いぐらいの内容なんだけどねえ。
まあ自分で潰れる気でのほほんと構えているんならそれでも良いんだけど最近NHKの番組は色々楽しませてもらってるんでその点では変なプライドで潰しあいされると困るんだよね。
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Monday, December 24, 2007
http://www.sarah.or.jp/
これの広告バナーがYahooメールの広告欄に貼り付いてる件。
俺はYahooBBの有料メールで使ってるから余計にムカつく。
自前で購入して楽しんでるユーザーをナメてんのか?
映画館の海賊版撲滅ビデオといいこれといい不愉快極まりないのでメールで抗議しようと思ったらHPに電話・FAX以外の連絡先を掲載すらしてねえ。メールフォームも無し。
「連絡先はここ」のリンクが組織表のページってのは何かの冗談か?バナー広告を載せてるのにネットユーザーには耳を貸す気は無いってか。
保証金の使い方が明らかに間違ってるだろうが。
寝ぼけてんじゃねえよ。
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Wednesday, December 19, 2007
今まで読んだフィクションの中でベストに近い位置にあるリチャード・マシスン作SF伝奇ホラー小説「地球最後の男」の映画化3回目作品。ちなみに今回の映画のタイトルの方が原題であり(原作小説)作品のテーマとも密接に関わっていたりする。
作品自体は最初の導入からエンディングまで非常に良く作りこまれている。
しかし、人類が滅びていく過程を最後の伝説の男(だったはず)である主人公に集約させるという方向ではなく憎悪のみで迫り来るダークシーカーとともに殉死する殉教者として描いたこと、唐突な偶然を必然にして安直に人類を脅威から救い出してしまったこと、ダークシーカーそのものを知性はあるが分かり合えない野獣として徹底的に対立する構造をとってしまったこと(しかもそれは原作と違い最後まで解消されない)(*)、俺はここに9・11以降のハリウッド作品の限界を感じた。体感したと言っても良い。
人類(ここでは「我がアメリカ」のメタファー)が滅び行くことは許されない、断固として脅威と叩きそれを打ち砕くのだというインディペンデンスデイ(*2)では能天気にエンタテインメントとして展開されていたテーマが9・11を経て時間がたった今、より深刻な影響を映画の中にまで及ぼしている。
この作品がアカデミー作品賞を取るようなことがあればただでさえ死にかけているハリウッドは完全に死んだと思って良い。そう言えば脚本家のストが起こっていたはずだが彼らにとっては自分たちの頭を冷やす良い機会なのではないか。自分たちが映画という娯楽の中で死に向かわないために必死で9・11の呪縛から脱出する方法を考えた方が良いだろう。
そういう意味では記念碑的な作品であるかもしれないな。
(*)観ていれば分かるがダークシーカーは9・11以後におけるテロリストの暗喩である。原作は主人公がそう思っていたと言う展開で進むが後半に大どんでん返しが待っているのだった。
(*2)この作品でエイリアンを素手で殴り殺す陽気なヤンキー米兵を演じたウィル・スミスがアイ・アム~で主役を張っているのも何かの符号に見えたりするのだった。
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Friday, November 23, 2007
観た感想を書くのを忘れてた(笑)
今後のグリーングラス作品はハンディカメラでドキュメンタリータッチな作風を目指すのかねえというのがなんだかあからさまな位にブレブレ映像満載だった。ユナイテッド93でも顕著だったけどインタビュー映像を重ねて時系列(ストーリー)を組み上げて魅せる手法は確立した感がある。アクションシーンには結構効果的なのがちと意外だったかも。
ストーリー的には何故かSAWシリーズとダブって見えて仕方が無いんだけどハリウッドのシナリオは今後この方向性で畳み掛けるのか。こういうテンポはホラーやミステリアクションと親和性が高そうで俺的には好みではあるけど連続で観せられると飽きそうな按配だよなあ。
まあ3部作揃ったのでボックスが出るのをゆっくりと待つことにしよう。意識的に荒い画像を作ってるからBDにするかDVDにするかは悩みどころではあるんだけどね。
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Wednesday, November 07, 2007
ジャンプ的ハイパーインフレ対戦シナリオの影響がハリウッドにまで浸透してるとは思わなかったんだけど、正直これを観た時そういう風に感じた次第。9.11以降のアメリカは、やはり何かが壊れている気がする。
監督はゲームをリスペクトするよりもミラ・ジョヴォビッチの魅力をいかに見せるかという部分に注力しちゃってるのでゲームのファンには不満足な感想が漏れるかもしれないなあ。後半はパワーとパワーのぶつかりあいではなく超能力大戦と化しているので次回作があるとしてどうなることやら、とちと心配になるほどのパワーインフレ具合でしたよ。
ゲームを忠実にイメージ化しようとしたサイレント・ヒルとは見事に対称的な仕上がりなのは非常に興味深いところでもあり。
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Monday, October 15, 2007
1968年に公開された松竹特撮怪奇映画の第1弾。地元映画館にてリバイバル上映中。
この前にエントリした「ブラッド」とは真逆で、不必要なぐらい性的連想させるシチュエーション満載。額にパックリ割れ目が出来てそこに粘液状のゴケミドロが進入するシーンなんかもう何をかいわんやという感じ。まあ征服・虐殺されていく被征服者側を引き立たせるためのショッキングな演出だったんだろうけどそれ以上にあなた達はかほどに欲求不満ですかと小一時間(笑)
無意味にベトナム戦争批判のための映像が挿入されたり(まあテーマ的には沿ってるんだろうけど今観ると唐突)特撮がショボかったりと時代的な匂いは存分に感じるがそこはまあ棚の上に置いといて、極限状態における人間模様のエグい描写は最近のヌルい映画作品は足元にも及ばない。妻を政治家に差し出す武器商人・自殺願望のあるキチガイフリーターや海外行使を射殺したテロリストが同乗してるなんていう破天荒なシナリオやエンディングがもろ終末思想に直結するあたりは今の人には作れないんじゃないかと思うよ。
wikipediaの説明項目
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サム・ライミの立ち上げたゴースト・ハウス・ピクチャーズ製作、ルーシー・リュー主演のヴァンパイア映画。期待して観に行った割には何だか釈然としない気分。
パンフの監督インタビューとか読むと「意図的に吸血鬼的アイテムやアイコンは使わないようにしたんだいやこれはヴァンパイア映画じゃないんだぜ」…ってな事が書いてあったんだけど、この作品に関して言えばそれは失敗してるんじゃないかなあ。ヴァンパイアをテーマにした作品における吸血(シーン)ってのは色んなところで書かれているようにセックスシーンの代替であって、それが皮膚を喰い破って血を貪る映像を観させられちゃうとかなり興ざめだし、これじゃあゾンビ映画と何が違うの?って感想にしかならないよね。
あと、ルーシー・リューってこんなに性的魅力に乏しい女優だったっけというぐらい興奮しないのは何なんだろう。ヌードになって均整の取れた肢体を見ても何とも思わないのは久しぶりだなと。声は萌え死ぬぐらいかわいいんだけどね。
スパイダーマンもそうだったんだけど、サム・ライミは性的なシチュエーションを含む映画に関してはプロデュースすら出来ないのかという印象が余計に強くなったかな。ホラーと性ってのは快楽という結び目でつながる渾然一体不可分なものだと思うんだけど。その点では非常に残念。
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今回はシルバーサーファー様目当て以外の何者でも無いんだが、彼が苦悩する様を描ききれていないのはちと不満。まあ初登場だからしょうがないか。
それにしても刺身のツマにされまくりのギャラクタスは哀れであった。ご主人様なのに!
監督の扱いが矮小すぎ(笑)
ファンタスティック4連中のロマンスとか正直どうでも良いので次回は是非タイトルを「シルバーサーファー」でやっていただきたい。どうせそこを目当てにこの作品を観に来ている奴なんかほとんどいないんだからさ。
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Tuesday, October 09, 2007
ジェット・リー様の映画を俺が観ないわけにはいかないだろう、ということで公開初日に思い立って観に行ってきた。
カットカットに暑苦しいまでのジョン・ウー臭がするのはどうかと思うけどジェット・リーだけに拘らないアクションシーンの質の高さはなかなか良いなあ。雰囲気的には妙に韓国映画のウェットさと中国映画の暑苦しさが同居するハリウッドらしくない絵作りだなあと思った。ただそのためかジェット・リーの魅力は弱いような気が。この人はあんまり映画の部品にならないところが魅力だったりするんだがこの作品ではそこは控えめになっている。まあそれが映画の質向上には貢献しているから良しとするべきなんだろうけど、ファンとしてちと残念なところであった。
シナリオは一部でも書いちゃうとネタばれになりそうなのでここでは書かないことにしよう。めまぐるしくカットの変わるアクション映画が好きな人なら楽しめるから実際に映画館で鑑賞することをお奨めする。
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最近ハリウッドお得意の他国映画のリメイク物。元の映画は観ていないので比較視点じゃないこの作品についてだけの感想。
頑なな主人公(大抵の場合女性)が闖入者(今回は姉の娘、つまり姪っ子)と突然神聖な仕事場に現れた男に振り回されるうちにその男に対して恋が芽生えてああ幸せっていう流れの例のアレなシナリオなんだけど、俺の場合はキャサリン・ゼタ・ジョーンズ目当てで観に行ってるので内容がどうかは此の際問わないことにした。なので主人公として出ずっぱりなキャシーの御姿をこれでもかというぐらい堪能できただけで満足です(笑)
とはいってもそもそものキャスティングで失敗してるんじゃないかなあと思うのはキャシー自身が放つエロティックオーラばりばりのゴージャス感があまりにも強過ぎてこういう作品に必要な「小さな幸福感」が全く感じられないから。オドレイ・トトゥあたりが適任じゃないかなあとかいう感じなんだけどな。作品の持つ雰囲気とか見るに。
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Thursday, October 04, 2007
いやあ凄い。
何が凄いって存命当時のディクスン・カーでも書かないような超レトロなレトリックを大真面目に見せられるとは思わなかった。ある意味貴重。
しかし、ブルース・ウィリスは最近種馬当て馬な役ばかりなんだけど、ハリウッドでは所謂セクシーダンディな位置づけなのか?
そうそう、ハル・ベリーは相変わらずラズベリーでした(褒め言葉)
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Monday, September 24, 2007
難解なテーマを持ってきたのかと思いつつ観たら、シナリオの無い生と死のシンクロニシティがテーマだったのかな、という感じ。
川瀨作品は実を言うと俺の中であまり良い方に評価していなかったりもするんだけれど、今回のは変に思索的な匂いを持ち込んでいないように見える分ずいぶんと気持ちが良い締め方だったんじゃないかと思う。いつものことだけど、でかく公開する類の作品ではない。そして製作側もそれを望んでいないようなのが透けて見えるのは短所なのかどうなのか、とか。
死を喚起させるイコンとして「老人と介護」というありきたりな構図に終始してしまいそうになっているのはもったいないなあと思ったりもしたんだけど、良い意味での鑑賞後読後感の残らない時間つぶしにはうってつけな作品かもしれない。
一個だけ、あのハンディカメラの使い方は止めて欲しい。
寝不足で観たら吐きそうになったので。
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ジャンク映画好きにはたまらんだろうなあ、と書きつつこれってマカロニウエスタンが好きな人には以外に受けないいんじゃないかなとも思う。自分の好きなジャンルの映画パロディを詰め込みすぎだよ監督。
三池崇史の毒が拡大表示されている感じなので、Vシネあたりでの悪乗りが楽しめない人にはお奨めしない。
タランティーノはノリノリだったけどね。
俺もノリノリで観たけどね。
サブちゃんのエンドソングには痺れました。
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Sunday, September 09, 2007
別の映画に行くつもりだったんだけど、時間の都合でこれを観る事に。
思ったのは、ファンタジーにとってはCGのリアルはマイナスに向いちゃう面もあるんだなってこと。あとこれを作ってる奴らは本当にうまい料理(見た目も含めて)を食ったことがないだろうと。出てくる料理ことごとくが美味く見えないのは何なんだろうなあ。
アニメーションとして「ねずみのコックさん」という題材を選んだことに関しては悪いことじゃないと思うんだけど、今回のネズミ達のリアリティを作品中で見て料理がおいしいとは俺には感じられなかったんですよ。あのねずみの毛並みを含めた実在的なリアルさ(根本的にねずみが持ってる汚さのイメージも含めて)ではそもそも観に来る層を相応に狭めることにもなろうしとも想像したりして。
動物(または他民族)との共存というテーマにしても表現がリアルすぎてそこに違和感を感じすぎてしまうという部分に目が行き過ぎて浸透しないってのは色んな世代に見せたいと思っているであろうディズニーの作品としては良いことなんでしょうかね。
劇場なんでこの先のディズニー映画の予告編もあったんだけど、なんだかことごとくが今までの自作を自虐的にパロってるような作品しか無さそうなのが”ディズニー終わってる”感を醸し出してて物悲しくなっちゃいましたヨ。これとか特にね。
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Monday, September 03, 2007
劇場公開2日目に行ってきました。
CGの違和感はやはり微妙に取り除けていなかったんだけど、4部作の1本目としてはおおむね好意的に面白かったよね、ということで。
「それで俺は本日、南町田の映画館でもう一回見たんですが、2度見ると画面の描きこみばかりでなく旧作との相違点もかなり見えてきて面白かったです。シンジ君がやたらとDATウォークマンを聴くシーンがあるんだけど、収録曲の25曲目と26曲目を何回もリピートしているとか、試写では気がつかなかった。ストーリーには直接関係はない描写だけど、旧作ファンへの何かのメッセージなんでしょうかね。」
と竹熊さんの指摘にもある通り、旧作のオトシマエを付けつつも前向きに新作を作ろうという意欲はそこかしこに感じられるよなあというところです。ああ、作りこみというか作り直し具合は半端じゃないですよ。もう何か妄執が感じられるぐらいの。
特撮的な魅せ方についてはパンフのCGスタッフの証言を読んでみてください。衝撃的というその庵野発言が物語るように前編を何がしかのオマージュにささげる姿勢というのは変わっていないようですから。
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Tuesday, August 28, 2007
クリス・タッカーがうるせぇええ!
ジャッキーが老けてるー!!
工藤夕貴はもっと老けてるぜー!!!
ということで色々感慨深い部分もあるパート3なんですが、正直言って真田広之は違う誰かで代替可能だなあと思った。ジャッキー監修のアクションシーンは相変わらず弾けていて面白かったんだけどね。
この映画に関してはシナリオの整合性とか考えてはいけません。
感動も求めてはいけません。
一番面白いのがエンディングのNG集なのもいつもの通りです。
でも、それがいい。
ということで、貶してるようですがそんなことはなく時間つぶしとしての楽しみ要件は十二分に満たしているので鑑賞後とにかくスッキリしたい人にはお奨めです。
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クリス・タッカー(wikipedia)
ジャッキー・チェンデータワールド
真田広之(wikipedia)
工藤夕貴公式サイト
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Sunday, August 19, 2007
こうの史代の原作漫画を「半落ち」の佐々部清監督が映画化。
被爆者とその家族(2世3世含めて)を材にとった映画に対しては不謹慎なのかもしれないけど、この映画に出演したキャストやスタッフは本当に幸せだったんだろうなあと思う、それほど個々の演じる姿勢と瑞々しさが非常に強く感じられる映画だった。
監督も原作の持つテイストをいかにして殺さずに映像化するかに腐心しているのが良く分かるのだが、作品自体にそれがにじみ出ていて大変丁寧に作りこまれていたのに好感が持てる。
原爆の被害を直接的に訴えて人々の激情にまかせるという反戦運動も必要だとは思うが、ドラマとして人の感情を切り取っていくこの映画のような見せ方の方がよっぽど効果的で共感を得やすいんじゃないかなあと個人的には思う。
お前が悪いんだ、とだけしか言わない反戦運動物よりはよっぽど納得がいくんじゃないかと。
原作(Amazon)
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夏の東映特撮まつり2本目。
今回は毎年の構成と違って完全にTVシリーズとリンクさせた作りなんだけど、俺としてはこっちの方が良いかな。パラレルワールドとか時間をずらして本編とは違うっていう世界観を作るってのも映画を独立させる要素としては良いパッケージングなんだろうけど、シリーズとしての世界観を壊さないようにシュリンクするってことでは今回のやり方がスっと頭の中に入り込んでくるからまとまりやすいんだよね。
ただ、両方見ていないと意味が分からなくなる(だから見ろよ)という強制のされ方が受け入れられるかっていうとどうなんだろうな、ってのはあるかも。個人的には今後も続けて欲しい方式ではある。
映画本編は、我王が後半急に弱くなる意味づけに整合性がとれていないので、そこは親子映画だからって逃げずに片を付けて欲しかったなあ。
あれだけ強くしちゃうとイヤボーン発動しちゃうしかないからそうはしたくないってのも分からないではないけど、そこに子供向けだからって制作側の甘えがあるような気がするよ。
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毎年恒例、夏の東映特撮まつり1本目。
旬の過ぎた小野真弓はいまいち可愛くなかったんだけど(いやまあファンなんですけどね…)、わざとカタコトなインリン様も含めて大人も子供も楽しめる良作に仕上がってます。
一見意味も無く劇場版で香港を舞台に選んだものも日本発の拳法特撮物としては二重丸。どうせならゲストで倉田保昭ぐらい持ってきてくれると親世代としてはもっとエキサイトできたんだけど、そこは無いものねだりか(笑)
敵ロボットに「乾坤一擲」の文字とか激臨合体とかいちいちツボをくすぐる狙いが見え見えなのはちとやりすぎかなあとも思ったけどそこはまあ多めに見ようかな、ということで。
夏の風物詩だしね。
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Friday, August 17, 2007
やっと観に行きましたヨ、もちろん吹き替え版で。
基本的にはハリウッドの作法を守りつつ、スピルバーグのテコ入れで玩具的な文脈をかろうじて守っているという感じでしょうか。VFXは確かに凄いんだけど玩具としてはありえない、というか個人的にはそそらなかったんだよなあのメカ群には。声にはそそられましたがね(笑)
別にトランスフォーマー自身には特別な思い入れが無い方なので、より一般的な意見に近いかもなあと今回は思ってます。とか書くとだったら吹き替えを観に行くなよとか言われそうなんですけどね。
ストーリー的には最近興味を持って見ているスクールカースト論議に面白い題材だと思うんですが、そのために無理してまで観る必要は無いかも。他に特徴的な作品はいくらでもあるからなあ。
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Monday, August 06, 2007
WFP、ユニセフを巻き込ん製作された子供を題材にした短編映画集。
途上国、先進国それぞれに抱える問題を浮き彫りにしながら子供たちの今をそれぞれの監督達が描いていく、はずなんだがなぜかリドリー&ジョーダンのスコット親子は大人の視点から子供を観察する作品になってるのがらしいというか何というか。
あとスパイク・リーはアメリカが抱える問題点を凝縮しすぎてかえってとっちらかってしまった感じがするかな。
個人的には全般的にシニカルな印象が強い作品が集まっちゃったなあという感想です。虐げられた子供たちを主人公に持ってきた時点でその方向性は規定のものであったりもするんですけどね。
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Monday, July 09, 2007
劇場スクリーンで予告編付のリバイバル上映があったので、新作蹴っ飛ばして駆けつけました。丸山(美輪)明宏のエログロさは不滅の妖しさですな。三島が惚れぬいたのも分かるような気はします。俺はそっちのケは毛頭ありませんけど。
作品そのものは徹底的に丸山(美輪)をいかに美しく魅せるかに重点が置かれておりシナリオの整合性などはどこかに吹き飛んでしまってますが、まあそこはエログロナンセンスバイオレンスの巨匠深作欣二らしくサイケ&カーアクションで糊塗してますのでさほど違和感は感じない、と思います。
人間彫刻にされた役で特別出演してた三島由紀夫が丸山(美輪)にキスされて恍惚としている表情と、あまりにもあっさりやられてしまう西村晃が非常に印象的でした。
三島はこれを純愛として戯曲化したつもりのようですが、どう見てもホモソーシャルの匂いがぷんぷんな擬似恋愛シナリオです。お腹一杯本当にありがとうございました、といいたくなるほどに。
映画の解説(goo)
江戸川乱歩の原作「黒蜥蜴」
三島の戯曲「黒蜥蜴」
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Tuesday, June 26, 2007
浅田次郎原作の映画は時間の制約上原作のエッセンスをそぎ落とす量が多すぎてどうしても人物描写の底が浅くなるんだよね。そこをどう埋めるかってのが監督の技量の見せ所だと思うんだけど、今回のこれは以外にうまく掬い上げている感じはする。他の浅田原作よりファンタジー成分が多いせいかもしれないけど。作者もノリノリで楽しんじゃってるところが劇中を観ると良く分かるので時間をつぶすって意味では良い映画なんではないかと。
そうそう、エンディングテロップでスタッフの名前を本人に直筆で書かせてるのって他の作品で何かありましたっけ?素で書いているのもあり、仰々しく飾り書きしてるのもあり、あそこだけでも楽しめたのでした。
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Monday, June 18, 2007
やっと観に行ったんだけど、300の印象が強すぎたのと過大な期待をし過ぎたせいか意外に普通に観てしまった。どっかのアバタールみたいに宇宙をさまようぐらいまでやってくれると驚きもひとしおだったような気もするんだけど。
そういえば前二作ほどには箱庭感覚がなかったんだけどあれは何が原因なんだろうなあ。
収まるところに収めるためにちょっと人物描写を端折りすぎたような気がしないでもなく。
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前作
前々作
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スパルタスロンやトライアスロンの元という理解しかしていない(俺にとってはね)都市国家スパルタの英雄たちを描くフランク・ミラーの同名作品を映画化。
筋肉と漢の饗宴、マン・イン・ザ・マッスル。シン・シティの時も感じたんだけど、ここまでグラフィックノベルの雰囲気が再現出来ていればもういいやお腹一杯というところで。といいつつシン・シティとセットでDVD買っちゃいそうなんだよなあ。あんたも好きねえ、なんて。
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スパルタ
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Saturday, May 26, 2007
YahooBB会員向けのの先行オンライン試写会にて観賞。
「アルゼンチンババア」といいこれといい、今後は口コミ効果を探るためにこういう形態の試写会が増えるんだろうか。まあ俺ものっかってるんですが。
映画そのものは、限られた中で役者に最大限の予算を振り分けたシチュエーションコメディ&ミステリってところでした。
その手の本を読み込んでる人なら結末を含めて想像がすぐついてしまうんだけど(そういう作りにあえてしているフシもあり)役者の配分に相当傾斜している効果が出ていて観ている間は108分間飽きることは無いんじゃないかと。劇中構造をメタ化し過ぎているきらいがあってちょっと鼻についたぐらいですかね。
映画館に観に行くのは正直どうかなあとは思うんですが、レンタルで出回ったら観て損は無いぐらいの評価は俺の中にある感じです。
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Friday, May 25, 2007
先月・今月はあまり映画を観る時間が取れなくてかなりフラストレーションが溜まっているんだけど、その中で無理矢理時間を作って観てきたのがこれ。
もう監督の青春時代に対するリビドーがてんこもり過ぎてちょっと笑ってしまった。
音楽・ファッション・そしてシナリオまでもがコミックの時代背景よりサムライミの青春時代にスポットを当ててるのが観客側にはっきりとわかるように作ってあったり理想のガールフレンドを山谷を乗り越えつつも獲得していく妄想ストーリーには苦笑も漏れたりするんだけど、いわゆる恋愛・友情の成長物語としては寄り道の無い王道中の王道を突っ走ってるので破綻の無い物語が好きな人には涙と笑いと感動が訪れることでしょうね、なんて棒読み状態の感想で締めておこうかと。
しかし、サム・ライミもすっかり大予算でわがままな作品を作らせてもらえる監督として定着したもんですな。これで次回作がアストロボーイ(日本名鉄腕アトム)とかだったらさらに面白いんだけど。
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Tuesday, March 27, 2007
Yahooの先行Web上映で観たけど、これに感動はしないなあ。
少なくとも原作を読む気にはさらさら。
鈴木京香が汚れてるってだけでお定まりの役者をお定まりの配置でお定まりの演技をさせても退屈なだけだと思うんだけど、と俺には思えたけど。
元々吉本ばななを面白く読んだことが無いっていう穿った視点だからかもしれないのであまりあてにはならんかな。
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ニコラス・ケイジの鍛え過ぎた筋肉が気持ち悪いよー
以上。
というわけにもいかないのでちょっとだけ他の感想も書こう(笑)
まあ確かにピッタリの配役ではあるんだけど、最近のマーベル原作はどうしてこうも軽いのかという不満もたらたらと述べたくなるぐらい中身はスカスカ。(安っぽさという意味での)コミックのペイパーバック感を出すことには成功してるんだろうけどこう観る度に金を払う価値が無くなっていくというかね。
駄作では無いけどハリウッドには価値が無いぐらいは言いたくなるマニアックさととりとめのなさというか。先日観た「ディパーテッド」が原作吹っ飛ばすレベルで尖がってたのとは対照的な妙にプロモーションに塗れた展開にうんざりする客も多いんじゃないかなあ。
楽しいんだけど何回も観ないよね、これ。
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オールディスの原作も読んでなくて前知識無しにフラッと観たので度肝を抜かれた。
最初マジもんのドキュメンタリーかと思いつつも、ザ・バンバンなんて知らねえなあとか非常に寓意的なカットバックなんかがあったので”ああこれは創作か”と悟った次第。
徹底的にドキュメンタリーを研究して構成してあるのと役者が役者を演じるメタな構造が感じにくい構成に騙されましたなあ。原作読みたいな、と。
役者の力はもちろんなんだけど、音楽の威力はすげえなあと改めて感じられる佳作だと思うのでまだ近くで公開してたら是非観ていただきたいところ。今までのところ今年の俺的ベスト作品かな。
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Wednesday, February 14, 2007
あまりにも原作をリスペクトし過ぎてもったいないような気がするなあ。酷評も多いようだけど、柴崎のあの演技を他のどの女優が照れなくできるかってことを考えるとキャスティングとしては良いセンいってると思われるけどね。
上映時間を考えると原作のエピソードはもっと絞っていったほうが良いかとは思われたな。
絞り方の参考は
デッドゾーン デラックス版
この辺を観て原作を当っていただけると分かりやすいかな。
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Monday, January 22, 2007
強烈にエンタテインメントしていないけど、徹頭徹尾エンタテインメントしているという矛盾に満ちた命題をクリアしている面白い作品だった。
現在の司法制度を題材に映画としてのリアルを追求するとこういう結末にしかならないんだけど、これは切ないよなあ。今までの周防作品を期待して行ったカップルなんかは打ちのめされて出てくること請け合い。
と書いてたら観に行った人たちのWeblogから続々と感想が(笑)
結構衝撃は大きかったみたいやねえ。
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Sunday, January 21, 2007
スコセッシ監督のことだからまともなリメイクにはならないだろうと思ったし、パンフのインタビューを見てもそこは確信犯で作っているのが分かったので最初から「インファナルアフェア」との関連はほとんど無いだろうと思って観たんだけど。
いやあ、想像以上にこの監督の底意地の悪さを見たような気がする。特に元作品で見られる主人公達がお互いに敵への潜入状態であるという入子状の構造を使って皮肉たっぷりの人種問題へと言及する巧みさや、カタルシスなくストンと落としてしまうそっけなさとかもう全然別の作品な趣。
だからこそ面白いってのはあるけど。
マット・デイモンは悪役に最適だなあと再認識を新たにした次第。この手のベビーフェイスってのはにこやかに悪事をなす役柄と非常に相性が良い。逆にレオナルド・ディカプリオの最近見せる異様なしかめっ面は気になってしょうがない。プラッド・ピットもそうなんだけど、極端な作り顔は観客側の感情移入を必要以上に拒む要素が大きいから誰か指摘してやれよ、特に監督とかが。
パンフの町山氏の評で自分がキリスト教の感覚に非常に疎いことが良く分かったのが今回一番の収穫ってのは何ともいえんところではあるが。マグダラのマリアですか…全然そういう意識で観てなかったよ。
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元作品
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Monday, January 08, 2007
硫黄島二部作は両方鑑賞してクリント・イーストウッドの描く戦争というものが初めて理解できるように作られているので、片方だけ観てる人はどうにかしてもう一方も観てくださいでなければDVDでセットレンタルできるまで待て、という感じか。
お涙頂戴ラブロマンスを期待してくる(そんな奴は最初から観てないだろうが)向きには残虐表現がきついという感想はあろうが、淡々と戦闘を描いてキャラクターの情感が刺身のツマにしか過ぎない戦争映画ってのはドキュメンタリーでもそうそうないと思うので、見て時間を損したって感じることは少ないと思う。
ただし、あくまでもアメリカ人が感じる日本側の映画であるってことは注意してみておいた方が良いか。日本人が演じているため役者の思い入れを過分に感じてしまうところはあるが、全体的に漂う泥臭くない寂寥感はそのせいだなという気がする。
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Wednesday, November 08, 2006
逆説的に超人を描いている佳作。
あの終戦直後の混乱期をまともな神経で乗り切れる者のほうが少ないはずなのだが、映画でのヒロヒト天皇(イッセー尾形)は悩みつつもただ超然と天皇としての責務を全うしていく。その姿はまさに超(越)人であり、映画的に良く表現されるヨーロッパ王族の退廃的な雰囲気とはまた違った人間ではない何かを感じさせる。
まあ、その超然とした態度はただご意向のみを持って自分を持ち上げようとする部下たちへの皮肉だけどね。
対照的に作劇での天皇はそれ以外の国民に対しては常に優しい視線と天皇としての尊厳を十二分に発揮するよう仕向けられており、ここでも超人然としたイッセー尾形の形態模写が存分に生かされていた。
ただ最後のシーンで、あの人間味ある天皇という表現は少々違和感があったのも事実。関わった者を死なせてしまった怒りを表現したかったのだとは思うのだが、無駄に人間くさくする必要はなかったんじゃないかなあというのが正直な感想。
だからといってイッセー尾形の演技が色褪せる事は全く無いかな。
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Tuesday, November 07, 2006
前編を観に行ったからには後編も観に行かなければなるまいよ。
ということで行って参りましたが、書けないけどああいう結末なら良いんじゃないの?というところで。超映画批評は煽りすぎだと思った(笑)
金子映画の質を考えると下手な演技力はかえって原作によって巻き起こるエネルギー(※)を拡散してしまう可能性があるから、監督自身の選択としては間違っていないんじゃないかなあ。
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※原作の本来持っているエネルギーとは違うことに注意。
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Monday, October 30, 2006
クリント・イーストウッドの監督として役者を魅せる作品力と、スピルバーグの残虐行為手当が相まって凄まじい焦燥感と寂寥感が漂う作品に仕上がっていた。戦争のやるせなさを味わいたい方は必見。
ユナイテッド93のとったリアリティのあり方とはまた違ったドラマとしての映画の見せ方に徹しているところはさすが。イーストウッドは自分が出ない方が良い場合をきちんと見極められる稀有な監督だから、今回の役者起用の判断もドンピシャですな。
しかしメイクのせいもあるとはいえよくもまああそこまで実在の人物と似せるもんだと思う。そこに「プライベート・ライアン」で味をしめたのか、スピルバーグ風味の映画らしいリアリティを倍加させる容赦のない戦闘描写(B級映画よろしく爆発で生首がすっ転がる映像はイーストウッドの趣味であるまい)が加わると頭が痛くなる。
俺はいいんだけど、これPG指定じゃないのかよと思ったんだが違うのかねえ。
気になったのは後編である「硫黄島の手紙」が「男たちの大和」と寸分たがわぬキャスティングのせいでどうにも生ぬるく感じてしまうところ。まあまだ公開されていないし観てもいないので断言は避けるけど、公開中のこれと比較されるとどうにもこの日本人役者たちの舞台がかった演技の大仰さにうそ臭さを感じてしまいそうでなあ。
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シャマラン流、人魚の御伽噺。ウォーター・イン・ザ・ベッド(それは違う)。
何もかも失った(失いかけている)キャラクターが主人公なのは毎度のことながら、直感で動く主人公はじめその他の登場人物が必ず1回は”間違ってしまう”のには笑ってしまうところ。しかも間違いを認めない者には手ひどいおしおきが待っているところなんざ芸術的残虐性を魅せる監督の面目躍如ってとこか。相変わらずモンスターのしょぼい造詣だけは苦笑いなのだが、まさに暗い絵本とも言うべきそれ以外のビジュアルがその部分を覆い隠してくれるので見ている間は気にならないと思う。
シャマラン作品が誤解(曲解)と和解を繰り返し「良き者」に近づいていく家庭を見せていくことに固執してるのは何でだろうと改めて思うのだが、そこは分からんのよね。感覚的なテーマは感想レベルの言葉繰りでは説明しづらいなあ。
そうそう、忘れるところだったけど主役の一人ストーリーを演じるのは前作「ヴィレッジ」に引き続きブライス・ダラス・ハワード。ロン・ハワード監督の娘であるこの子の眼力は凄い。お子さんが生まれるそうでおめでたいのだが、子育てが落ち着いたら早めに復帰していただきたいところ。裸を見せないセクシーさが出せる女優ってのはそうそういないからね。
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シャマラン作の絵本
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