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Wednesday, November 08, 2006

太陽
【感想】

逆説的に超人を描いている佳作。

あの終戦直後の混乱期をまともな神経で乗り切れる者のほうが少ないはずなのだが、映画でのヒロヒト天皇(イッセー尾形)は悩みつつもただ超然と天皇としての責務を全うしていく。その姿はまさに超(越)人であり、映画的に良く表現されるヨーロッパ王族の退廃的な雰囲気とはまた違った人間ではない何かを感じさせる。

まあ、その超然とした態度はただご意向のみを持って自分を持ち上げようとする部下たちへの皮肉だけどね。

対照的に作劇での天皇はそれ以外の国民に対しては常に優しい視線と天皇としての尊厳を十二分に発揮するよう仕向けられており、ここでも超人然としたイッセー尾形の形態模写が存分に生かされていた。

ただ最後のシーンで、あの人間味ある天皇という表現は少々違和感があったのも事実。関わった者を死なせてしまった怒りを表現したかったのだとは思うのだが、無駄に人間くさくする必要はなかったんじゃないかなあというのが正直な感想。

だからといってイッセー尾形の演技が色褪せる事は全く無いかな。


公式サイト

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